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千葉県眼科の加藤眼科です。日帰り白内障手術・緑内障治療・その他の眼科疾患に、経験豊かな専門医が対応します

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加藤眼科 トピックス

2024/02/11
白内障手術は簡単か?
院長 加藤克彦
「白内障手術は簡単なんですよね?」・・・時々患者様からこのような問いかけを頂きますが、これに対するお答えは簡単ではありません。
 私が白内障手術を始めた35年前と比べれば手術技術や手術器械の進歩のため、格段に手術が「楽」になったことは疑いありません。確かに条件の良い方の手術は慣れた術者にとっては「簡単」と言えるでしょう。しかし、条件の良い方とは、目が比較的パッチリとして開けやすく、手術の際に緊張して目をギュウギュウつぶろうとせず、糖尿病などの持病や他の眼疾患がなく、散瞳薬の効きが良好で白内障の濁り方も比較的軽く超音波で処理しやすく、手術中に急に動こうとしない、・・というような方であり、ここまで条件の良い方は決して多くはありません。多くの患者様には気にすべき要素があるもので、白内障の術者はそれぞれの方で問題となり得る要素をクリアすることによって初めて良好な手術成績を残すことができます。
 当院では白内障手術を希望する方は必ず私が一度拝見して手術を決めていますが、それはその方の身体的・精神的特徴、目や全身の状態を確認して手術を行う時に注意すべき点を見極めるための大事なステップです。手術の際にはそれぞれの方について気にすべき点のメモを手術場に持ち込んで確認しながら行っています。
 今年もすでに何名か、白内障の濁りが極端に硬くなり、かなりリスクを伴うことが予想される方に手術を行いましたが、これは例えれば空中にピンと張った薄いセロファンの上に乗ったカチカチに硬いケーキを、セロファンを破らずにナイフとフォークで切り分けるような作業であり、細心の注意と集中力を要します。このような方を手術するたびに「白内障手術は簡単ではないなあ」と感じます。白内障手術は短時間で済むようになったため、手術を受ける立場から「簡単」と感じるかもしれませんが、簡単と感じてもらえるように様々な努力と工夫を行っていることを御理解いただければと思います。

2023/10/06
最近の日本眼科医会の活動について
私は千葉県眼科医会の常任理事として保険診療等に携わっておりますが、今回は上部組織である日本眼科医会の活動についてお知らせしたいと思います。日本眼科医会では子どもから成人までの目を守るため、下記の重点項目について政治家・厚労省等に対して粘り強く働きかけ、少しずつ成果を上げております。

<眼底検査の公的健診化への取組>
 特定健診(いわゆるメタボ健診)の導入以来、公的健診にて眼底検査を受ける方が激減した結果、成人中途失明原因第一位の疾患である緑内障が見逃されるケースが増えています。40歳以上の20人に1人、70歳以上の10人に1人が緑内障であり、日本国内の推定患者数は500万人を超えると推定されますが、その9割以上が未発見・放置された状態にあるため、早期発見が必要と考えています。最近ACジャパンのCMや電車広告を目にされた方もいらっしゃるでしょう。

<3歳児健診への屈折検査導入>
 子どもの視力はおよそ5〜6歳までに発達をほぼ終え、9歳を過ぎると感受性がなくなると言われています。3歳児健診は視力発達が旺盛な時期に弱視や斜視を発見し、治療を開始するために重要です。検査機器の発達により、3歳児健診に屈折検査(器械で近視や遠視等の度を測る)を導入できるようになり、屈折検査を導入した地域では健診の効果が向上しているため、厚労省が各自治体に向けて3歳児健診への屈折検査導入を奨める通知を発出しました。八千代市は近隣に比べて健診体制が遅れておりましたが、ようやく来年度から屈折検査が導入されることになりました。

<コンタクトレンズの正しい使い方の普及>
 最近はコンタクトレンズをネットで購入する方が多くなっておりますが、正しい使い方を知らないため重篤な眼障害を来す例が時々あります。量販店で購入できるカラーコンタクトレンズによる障害も後を絶ちません。高校生位の年代での障害が多い印象もあり、Youtubeを用いた啓蒙活動を展開しています。

<近視予防の取組>
 児童の統計では近視の割合・程度ともに増えております。近視の人口割合が増えるとそれに伴いさまざまな視力障害を来す病的近視の方も増えてしまいます。近視の進行を抑制するために有効な対策がいくつか判明しており、それを学童に普及すべく、さまざまな啓蒙活動を展開しています。

2023/03/01
ACジャパンのテレビCMと緑内障検診の必要性について
公共的な内容を周知するACジャパンのテレビCMを時々目にすると思いますが、数カ月前から緑内障についてのCMが放映されていたのを御存知ですか?緑内障はかなり進行しないと自覚症状が出ないため、早期緑内障は人間ドックや他の病気での眼科受診時に見つかることがほとんどです。視野の中心は最後まで残ること、そして欠損した視野を脳が補ってあたかも見えているような錯覚を作り出すことが自覚症状の発見を遅らせる要因です。コロナ禍での受診控えもあり、かなり進行した状態で緑内障が見つかるケースが散見されます。早期から治療できれば緑内障の障害を最小限に抑え終生見える状態を保つことが期待できますが、進行した状態からの治療開始だと厳しい結末となることが少なくありません。以前は八千代市にも眼底検診があり、時々緑内障が見つかっていましたが、現行の特定検診では眼科受診が二次検診に格下げされ、一次検診から眼科に回されてくる例はほとんどなくなりました。実際、15年前に特定検診が導入されてから当院に回されてきたのは全体で2名しかおりませんが、そのうちの1名が緑内障と診断されました。(お隣の千葉市では独自に眼底検診を行っていますが、当市は残念な状況です。)
特定検診では緑内障を見つけることが難しいため、日本眼科医会では数年前から眼科検診を成人検診の必須項目に上げるように国に働きかけています。緑内障は40歳以上の20人に1人という高い確率で存在しますので、緑内障と関係のない症状で受診された場合にも随時眼底検査を行い、緑内障の疑いがあれば詳しい検査をお奨めするようにしております。緑内障は放っておくと恐ろしいですが、早期に対処できればコントロール可能な疾患です。少しでも多くの方が終生不自由のない見え方を保つことができるように祈っております。

2023/01/06
年頭の御挨拶 
社会活動に少しずつ光明が差してきたように思われますが、まだ新型コロナウィルスに注意せざるを得ない日々が続いております。
本年も感染対策に十分留意しながら地域医療に励んで参ります。すでにお伝えしております通り、当院は今年の5月より木曜日を完全な休診日と致します。
1998年に現在の地に移転して以来、月~土まで週6日外来を行い、2020年7月より火曜日を外来休診としておりますが、その日も手術をしておりますので私は実質的に週6日勤務の状態が長く続いております。日曜日に休日当番が当たると13日連続勤務ということもあります。
これまで何とか頑張ってきましたが、無理の利かない年齢になって参りましたので、持続可能な勤務環境への転換を図ることにした次第です。
患者の皆さまには御不便をおかけしますが、どうぞ御理解賜りますようにお願い致します。
火曜以外の診療日は基本的に外来におりますので、重症の方への即日の対応もしやすくなると思われます。
診療日にスタッフも含めた当院の医療資源を集中して皆さまのニーズにお応えできるように頑張って参りますので、宜しくお願い致します。

2022/09/30
目の健康に効くサプリメントについて
 TV・新聞・雑誌などの通信販売にて多種多様なサプリメントが販売されています。サプリメントは薬ではなく、継続的にさまざまな効能の物質を経口摂取することにより一定の効果を得ようとするものです。巷には怪しげなものも少なくありませんが、眼科分野では近年いくつかのサプリメントの効果が注目されています。
 最も代表的なのは加齢黄斑変性に対するサプリメントです。加齢黄斑変性やその前駆段階である黄斑部ドルーゼンのある方がルテイン・ゼアキサンチン・ビタミン・ミネラルなどを含むサプリメントを継続的に摂取することにより、黄斑変性の発生や悪化を遅らせる効果があることが米国の大規模研究(AREDS2)にて証明されました。この研究結果に基づき、サプリメントが製薬会社から販売されています(オキュバイト®、サンテルタックス®など)。加齢黄斑変性のある方や発症リスクの高い方には眼科医の立場から積極的にお勧めしたいサプリメントです。
 一方、近視進行を抑制するEGR1遺伝子がクロセチンという成分により活性化されることが慶大眼科の研究チームにより明らかにされ、クロセチンは学童期の近視進行を抑制する可能性のあるサプリメント(ロートクリアビジョン®)として注目されています。それ以外にも眼圧下降・血流改善・神経保護により緑内障の悪化を防ぐ効果が期待されるサンテグラジェノックス®、ドライアイの症状を改善させるオプティエイドDE®などのサプリメントが注目されています。
 最新の知見に則り、医学的に推奨できるサプリメントを厳選して勝田台コンタクトにて購入できるように体制を整えてまいります。

2019/12/12
目の愛護デー眼科講座の御報告
10月10日は目の愛護デーです。当院では毎年この時期に眼科講座を開催しています。
今年は10月10日(木)午後3時から「加齢黄斑変性」をテーマに開催致しました。10
名の方に参加していただきました。

2019/03/04
外眼部手術について
これまで眼瞼下垂症等の外眼部手術は金曜午後に1件ずつ行ってきましたが、4月からは水曜午後に外来とは関係なく十分な時間をとって行うため、複数件の手術を同日に行うことも可能になります。対象としているのは眼瞼下垂症、高齢者の眼瞼内反症(いわゆる逆さ睫毛)、翼状片(白目が黒目に入り込む病気)、眼瞼皮膚弛緩症(皮膚のたるみ)等です。これらの病気はさまざまな支障を来すものですから、白内障手術とは別の意味で手術を行うことにより見え方が楽になることが期待できます。特に眼瞼下垂症は見えにくさとともに疲れ目の大きな原因ともなり、手術によって楽になったとおっしゃる方の多い疾患です。まぶたが下がって見づらいという症状のある方はぜひ御相談下さい。高周波電気メスを用いた出血の少ない手術を行っております。上記以外にも手術治療の対象となるケースはいろいろありますので、お気軽に御相談下さい。なお、霰粒腫摘出術や麦粒腫切開術、涙点プラグ挿入術等外来で施行可能な小手術に関しては随時、または月曜午後・金曜午後の院長外来にて対応します。
(施術後には眼帯をしていただくことが多いので御自身でお車などを運転して来院されませんように御注意下さい。また、未成年者の手術には保護者の同意が必要となりますので、保護者の方の付き添いをお願いいたします。)

2019/01/11
年頭の御挨拶
皆さま、あけましておめでとうございます。いよいよ平成最後の年となりました。
今年は当院にとりましても、10数年ぶりの大きな体制変更があります。
4月より白内障手術日を火曜日の午前・午後にまとめ、往診・特殊外来等の新しい試みも行う予定です。
火曜午前の私の外来はなくなりますので、これまで以上に診療予定に御留意をお願い致します。
クリニックとしての限られた医療資源を有効に活用することができるように努力してまいりますので、宜しくお願いいたします。

2018/10/26
目の愛護デー眼科講座の御報告
10月10日は目の愛護デーです。当院では毎年この時期に眼科講座を開催しています。
今年は10月18日(木)午後3時から十数名の方の御参加を得て「緑内障」をテーマに開催致しました。
今年は例年と異なりビデオ形式の資材を用いましたので、よりわかりやすかったかと思います。

2018/06/05
開業20周年を迎えて
院長 加藤克彦
今年の5月で私は開業20周年を迎えましたので、これまでの歩みについて御紹介致します。
私は1988年に慶大眼科に入局し、栃木県の病院への出張を経て1993年から大学の水晶体(白内障)グループにて臨床と研究に携わりました。現在では当たり前となっている超音波白内障手術ですが、当時はまだ新しい術式で現在ほど普及しておりませんでした。そこで、出張病院に在籍していた2年余りのうち前半は旧来の術式である水晶体嚢外摘出術の習得に努め、後半で超音波乳化吸引術の修練を積みました。大学に戻った後は成人はもちろん小児の白内障手術と術後管理にも携わりました。後発白内障の病態解明をテーマとして研究も進めました。1997年頃でしたか、父が千葉県眼科医会の会長に就任することになったため戻ってきて欲しいと言われ、研究も一段落ついたところだったので実家の眼科を手伝うことに致しました。

当院は勝田台7丁目にありましたが、設備も古く手狭なため現在の1丁目に建物を新築し移転することになりました。診療スペース、病室、手術室等には十分なスペースを取り、さまざまな新しい器械を導入できるように致しました。スタッフも大幅に増やし、1998年の4月後半をスタッフ教育と準備に充て、5月の連休明けに新たなスタートを迎えました。開業当初は白内障以外の手術についても総合的に対応できる施設を目指していましたが、中途半端に手を広げることは戒めなければならないと考え、白内障手術に専念する形で診療を進めました。

その後父が院長引退を表明したため、2002年4月から私が院長となりましたが、診療以外に人事・経営面での負担も増え、週1回通っていた大学の専門外来を辞して当院での診療に専念することになりました。近くに東邦佐倉など信頼できる専門施設があるため、自院で対応可能な範囲を越える方については躊躇なく紹介することを基本方針として来ました。10年程前からは成人の眼瞼下垂等の眼形成手術についてもある程度対応できるようにしております。

2014年5月末に父が診療から完全に引退した後は慶大眼科や女子医大八千代医療センターからの応援を戴きながら診療体制を保っております。最近は臨床研修制度の変更やいわゆる働き方改革のため、各大学の眼科医局は人員不足に悩んでおり、今後の状況によっては診療体制の変更を余儀なくされる可能性もありますが、今しばらくは現在の体制を保つことができるように努力してまいります。私の外来では白内障術後早期の方、白内障手術を希望する方、私宛に紹介された方、または病状が重篤な方を重点的に診察しなければなりませんので、病状が落ち着いている方は並診の医師に任せる形となりますことをどうぞ御了承下さい。

2017/10/30
目の愛護デー眼科講座の御報告
10月10日は目の愛護デーです。当院では毎年この時期に眼科講座を開催しています。
今年は10月5日(木)午後2時より「多焦点眼内レンズ」をテーマに開催致しました。

2016/03/02
高周波ラジオ波メス導入のお知らせ
当院では眼瞼形成手術のために炭酸ガスレーザーを用いていますが、このたび手術顕微鏡下での操作性に優れた高周波ラジオ波メス(エルマン社サージトロン)を新たに導入しました。

2016/12/22
目の愛護デー眼科講座の御報告
10月10日は目の愛護デーです。当院では毎年この時期に眼科講座を開催しています。
今年は10月13日(木)午後2時より「飛蚊症を来す眼底疾患」をテーマに開催致しました。

2016/08/29
ハンフリー視野の混雑解消への取り組み
最近視野検査の予約が取りにくく御迷惑をおかけしておりました。手術をすれば落ち着く白内障とは異なり、緑内障という病気は一2台体制で診療に臨むこととなりました。視野検査には検査を見守る職員の確保も必要なので、2台の検査を同時に開始して行うようにするつもりでおります。
器械の導入自体は9月上旬の予定ですが、実際の運用には慣れが必要なので、徐々に2台同時進行の体制に移行する予定です。さらに、9月から視能訓練士に新しいメンバーが加わることになりましたので、今後は余裕のある検査体制を構築することができると期待しています。
ただし、土曜日の視野検査については希望者が多数いらっしゃるため、当面は土曜日しか来院できない方に限定する措置を継続致します。
また、どうしても予定が合わない場合には最近近くに開業した眼科クリニックにて視野検査を受けて頂くこともできるように提携を進めております。
当院では以上のような形で視野検査の混雑解消に努めておりますので、御理解のほど宜しくお願い致します。

2016/06/10
多焦点眼内レンズの向き・不向き
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は高額な自費診療ですが、先進医療に対応した医療保険に加入されていると保険金で自費分が償還されます。最近はこのような保険に加入されている方が増えているようで、多焦点眼内レンズについての御質問を受ける機会が多くなりました。
 中にはせっかく保険金が出るのだから(よくわからないけど)多焦点眼内レンズを選ぼうかという方もおられるようです。そこで、多焦点眼内レンズとはどのようなものか、そしてどのような方に適しており、どのような方には向かないかということを簡単に解説しようと思います。
多焦点眼内レンズは実際には遠近両用のレンズであり、ピントがきちんと合うのは遠方と近くの2カ所のみです。それ以外の距離、例えば1m前後の中間距離ではピントが合いにくくなります。ですから、バリラックスのような累進多焦点の眼鏡と比べると中間距離の見え方は劣ります。多焦点眼内レンズの最も大きなメリットは、眼鏡をかけずに遠くと近くの両方が見える、という点です。ただ、眼球に入射する光線を遠方と近方に振り分けるため、コントラスト感度(くっきりさ)は単焦点眼内レンズに劣ります。また、多焦点眼内レンズは夜間の光のぎらつきが単焦点眼内レンズよりも強く自覚されます。したがって、このレンズは細かい見え方への要求が少なく、ぎらつきもそれほど気にせず、遠くも近くも裸眼でまあまあ見えれば良いという方に最も適しています。一方、多焦点眼内レンズに向かないのは次のような方です。
・遠くから近くまではっきりと見えないと気が済まない方。
・乱視が強い方(乱視が残ると良好な裸眼視力が望めず、眼鏡が必要となります)
・夜間運転の多い職業ドライバー(夜間のぎらつきが多く運転しづらくなる場合があります)
・緑内障や糖尿病網膜症などの眼疾患を伴う方(コントラスト感度が落ちる多焦点眼内レンズは良好な網膜機能の存在が前提なので、網膜機能の低下を来す疾患のある方には向きません)
・片眼のみの手術で反対側の眼の近視が強い場合(多焦点眼内レンズを使用すると術後に屈折度数の左右差が大きくなってしまうので、眼鏡での矯正ができなくなります) 
基本的に眼鏡の使用に慣れていて眼鏡に不満のない方には単焦点眼内レンズを推奨しますが、上記の特徴を踏まえた上で多焦点眼内レンズを希望される場合は御相談下さい。

2015/11/11
目の愛護デー眼科講座の御報告
10月10日は目の愛護デーです。当院では毎年この時期に眼科講座を開催しています。
今年は10月15日(木)午後2時より「緑内障の最近の話題」をテーマに開催致しました。

2015/06/22
日本白内障屈折手術学会の御報告
6月19日(金)から21日(日)まで学会に参加してきました。
最近の新しい手術方法や進歩した検査器械の情報をいろいろと得ることができましたので、今後の診療に生かしてまいりたいと思います。


2015/01/13
近視の進行を抑制するMCレンズ取り扱い開始のお知らせ
近年多数の症例による臨床研究により、児童の近視の進行に近業時の調節が関与していることがわかってきました。この原理にしたがって開発されたのがMCレンズです。MCという名称の由来はmyopia control、つまり近視のコント
ロールです。MCレンズは累進屈折力レンズ(progressive addition lens, PAL)であり、簡単に言えば中高年の方が用いる遠近両用のようなレンズです。もちろん児童向けにデザインされているので普通の遠近レンズとは異なり、概ね7歳から18歳位までが対象になると言われています。ただ、近視の進行には環境因子以外に遺伝因子も関わっているため、通常の眼鏡レンズを用いた場合と比べたMCレンズの平均的な近視抑制効果はおよそ15%とされています。この効果をわずかと考えるか、少しでも抑制できた方が良いと考えるか、微妙なところだと思いますが、このMCレンズは現時点では医学的にエビデンスのある唯一の市販レンズなので、御希望の方には処方ができる体制を整えました。
詳細は販売元のカールツァイスビジョンジャパン(株)のページをご覧下さい。

2015/01/13
レーシックに関する情報提供サイトのお知らせ
日本白内障屈折矯正手術学会が近視治療のレーシックについて情報を提供するサイトを開設しました。当院ではレーシックを行っていないため、正確な情報についてはこのサイトをご覧になることをお勧めします。興味のある方はこちらをご覧下さい。

2014/11/06
目の愛護デー眼科講座の御報告
10月10日は目の愛護デーです。当院では毎年この時期に眼科講座を開催しています。
今年は10月9日(木)午後2時より「高血圧・糖尿病と目の病気」をテーマに開催致しました。

2014/09/04
ロービジョン研修会出席の御報告
国立リハビリテーションセンターにて8月21日~23日の3日間行われたロービジョン研修会に参加してきました。
たいへん参考になる内容でしたので、今後当院の診療にこの経験を生かすことができるように精進してまいりたいと思います。

2014/02/04
花粉症に対する初期療法のススメ
この近辺のスギ花粉の飛散開始は2月16日前後と予想されています。今年の花粉の飛散量は例年よりも少ないそうですが、過敏な方に取ってつらい季節であることはまちがいありません。花粉の飛び始める1〜2週間前から予防的にアレルギー用の点眼薬を開始することによって本格的に花粉が飛散した際の目のかゆみをかなり軽減させられることがわかっています。これを「初期療法」と呼びますが、まさに今こそがこの予防点眼の開始時期です。毎年花粉症による目のかゆみにお悩みの方は早めに眼科を受診することをお勧めします!

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