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千葉県眼科の加藤眼科です。日帰り白内障手術・緑内障治療・その他の眼科疾患に、経験豊かな専門医が対応します

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よくある質問

近視・遠視・乱視・老眼について

A:よく雑誌の広告などにアメリカの学会でも認められた方法、などと書かれていますが、きちんとした学会誌などにこのような訓練が有効だという報告が載ったことはありません。
そもそも大きくなってしまった近視の人の眼球が訓練によって小さくなるとは思えません。
外来で時々聞かれますが、お金を無駄に使いたければ試してごらんなさい、とお話しています。
A:ブルーベリーに含まれる成分には目にとって重要なものが含まれているのは確かですが、これを食物として摂取しても直接視力に影響があるとは考えられません。
視力回復という言葉が先走りしていますが、近視の訓練治療と同様、特定の栄養素が目の構造を変えるというのはとても考えにくい話です。
体に必要な成分のほとんどは自分の体の中で合成されますし、体で合成できない微量元素(ミネラル)やビタミンなども通常の食生活で十分な量が摂取できます。
最近サプリメントがはやっています。水溶性ビタミン(Cなど)は過剰摂取した場合尿中に排泄されるので問題ありませんが、脂溶性ビタミン(Aなど)は過剰摂取による健康障害もありうるので、サプリメントに頼る食生活は良くないと思います。
特定の食品を摂取するよりも、偏食を避けてバランスのとれた食事をとることの方がはるかに重要です。
A:最近、スポーツ選手などが近視のレーザー手術を受けたことがしばしば話題に上り、近視のレーザー手術、特にレーシック(LASIK)が注目されています。
どのような人が対象になるかという点のみ簡単にお教えしましょう。 
まず、レーザーの対象は、近視とこれに伴う乱視です。
遠視治療はまだ一般的ではありませんし、老視についても、いくつかの方法が発案されているようですが、満足できる治療法とは考えられません。 
近視なら誰でもできるかというと、そうではありません。
この治療法は矯正できる範囲が限られていますので、非常に強い近視の場合は、完全に近視をなくすことはできません(近視を軽くすることは可能です)。
20歳未満の方は、まだ近視の進行が落ち着いていないため、対象になりません。
また、目の病気がある方も対象にならないことがあります。
これから老視になろうという年代の方は、完全に近視をなくした場合、老眼鏡が必要になることを覚悟して下さい。
ご高齢の方は、白内障手術をして眼内レンズの度数で近視をなくす調整をした方が良い場合も多いと思われます。

コンタクトレンズについて

A:角膜には血管がありません。
したがって、角膜は涙の層に溶けている酸素を角膜表面から摂取しています。
起きている(目を開けている)間、目の表面は大気に露出していますので、十分な量の酸素が涙に溶け込みます。
眠っている間、目の表面はまぶたによって大気から遮断されていますので、まぶたの裏側の結膜の血管から涙の層に溶け込む酸素を摂取しています。
しかし、この血管は毛細血管なので酸素分圧が低く、酸素の供給はぎりぎりの状態です。
夜間も入れっぱなしのコンタクトレンズは眠っている間の酸素供給を妨げますので、角膜が低酸素状態におかれてしまいます。
これが連続装用のコンタクトをお勧めできない理由です。
A:水泳にたとえてお話しましょう。
コンタクトを入れない状態は、背泳ぎや犬かき、顔をあげての平泳ぎにたとえられます。
いつでも呼吸ができます。
ハードコンタクトは顔を水中につけて時々息継をする水泳にたとえられます。
まばたきのたびにハードコンタクトが動くことによって涙の層がかきまぜられて酸素が角膜に行き渡りやすくなるのです。
ペースを守ればかなり長い間泳ぎ続けることができます。つまり、コンタクトの中では比較的長時間装用できます。
ソフトコンタクトは完全に水中に顔をつけたままのシュノーケリングにたとえられます。
細い管を通して常に呼吸はできますが、1回の呼吸が十分ではありませんので長く続けると息苦しくなってきます。
ソフトコンタクトは完全に角膜をおおってしまいますので、涙と大気の間のバリアとなります。
したがって酸素の供給はぎりぎりであり、装用時間が長くなると息切れしてつらくなるのです。
短期間の使用であればそれほど大きな障害を残すものではありませんが、コンタクトレンズは通常長期間にわたって使用するものです。
角膜に負担が来るような装用方法を続けていると、あるとき角膜が酸素不足に耐えられなくなって非常に強い痛みと充血を伴うoverwearという状態になります。
特にソフトコンタクトはoverwearの状態になりやすいので気をつけていただきたいと思います。
さらに、このような痛みを来さない場合でも、無理な装用を長年続けている方は結膜(白目)から角膜への血管侵入が生じたり、角膜内皮細胞が加齢に伴うペースをはるかに越えて減少したりする可能性が高くなります。
今は大丈夫でも二、三十年先にはどうなっているか、と思うと恐ろしい限りです。
実際に角膜内皮細胞の減少を理由にコンタクトレンズ中止を余儀なくされる方も時々おられます。 
A:角膜に対する長期的な影響から見ると、ハードコンタクトレンズなら1日14時間、ソフトコンタクトレンズ(使い捨ても含む)なら12時間以内に抑えるのが望ましいと考えます。
コンタクトレンズ装用者の中には、メガネを持っていないために装用時間が長くなってしまう方がかなりいらっしゃるようです。
このような方は、角膜にキズがつくなど調子が悪いときに無理して装用を続けるため、重篤な障害をきたすことがあります。
装用時間の面から見ても、調子が悪い時の対応から見ても、ある程度実用に耐えるメガネを持っていなければなりません。
A:コンタクトレンズの中で、最も耐用年数が長いのは、昔の酸素をほとんど通さないハードコンタクトレンズです。
コンタクトレンズの装用歴が20~30年という方に多いのですが、中には10年以上前のレンズを使い続けている方もいるようです。
しかし、このタイプの長期コンタクトレンズ装用者の角膜内皮細胞数を調べると、かなり減少している人が多いようです。
角膜内皮の減少は、水疱性角膜症という、視力低下と眼痛を主症状として角膜移植が必要な病気につながりますので、眼科で角膜内皮のチェックを受けることをお勧めします。
最近の酸素を通すタイプのハードコンタクトレンズは、きちんと手入れをすれば3~5年位はもちます。
ただし、酸素透過性の非常に高いハードコンタクトレンズは、材質がもろく、汚れも沈着しやすいため、1~2年でだめになることが多いようです。

普通のソフトコンタクトレンズは、やはり汚れやすいため、寿命は1~2年と考えて下さい。最近は2週間タイプなどの頻回交換レンズや1日タイプの使い捨てレンズが普及してきたため、従来型の(使い捨てではない)ソフトコンタクトレンズは目の安全性という観点からお勧めできません。
使い捨てのソフトコンタクトレンズは、それぞれの装用日数に合わせて材質などが決められていますので、その日数内であれば通常は問題ありませんが、決まった日数以上に装用を続けると、目に対する負担が少しずつ増して、あるとき急に痛みなどの症状が出現します。
このような場合の角膜障害はかなり重篤で治りにくいことがありますので、装用日数は必ずお守りください。

コンタクトがくもりやすい、目が赤くなる、痛みがある、めやにが出るなどの症状はコンタクトレンズの状態が悪くなったことを示す重要なサインですので、このような症状がある場合は眼科医の診察をぜひ受けて下さい。
まだ大丈夫、という自己判断で装用を続けると症状が進行して、なかなか治らない状態になってしまいます。
症状が軽いうちはなかなか自分では自覚できませんので、ハードコンタクトレンズなら6カ月、ソフトコンタクトレンズなら3~6カ月に1回位のペースで定期検診を受けることをお勧めします。

目の出血について

A:急に白目がべったりと赤くなって驚いて眼科を受診される方は結構いらっしゃいます。
これは、白目の表面をおおう薄い膜(結膜)にある細い血管が何らかの原因で破れて出血し、その出血が結膜の下にたまった状態なので、結膜下出血と呼びます。
この場合、痛みもめやにもなく、鏡で自分の顔を見たときに気がついたり、他人から目が赤いことを指摘されたりして初めて気がつくことが多いようです。
これはいわば内出血の跡ですから、治療は必要ありません(というよりも効果のある薬はありません、といった方が正確)。
自然に吸収されて、多くの場合1週間以内にきれいになくなります。
よく眼底出血と混同される方がいらっしゃいますが、目の奥の出血である眼底出血とは全く関係ありません。
A:時に、結膜の血管が何らかの理由で出血しやすくなり、短期間のうちに出血を繰り返すことがあるようですが、繰り返して起こったからといって目に悪影響が残ることはまずありません。
例外は出血傾向のある方ですが、この場合の内出血は目に限らず全身に起こりやすいため、血液検査をすればすぐにわかりますし、むしろ内科の領域の問題です。 
A:「充血」とは結膜の血管が炎症により拡張するために全体として赤みを帯びて見える現象であり、出血の場合の限局的なべったりとした赤みとは全く異なります。 

眼精疲労・ドライアイについて

A:「疲れ目」の症状を訴える方は昔からよくいらっしゃいます。
医者の世界では「不定愁訴」というのですが、このような方はなにしろ訴える症状の数が多いのが特徴です。頭が重い、目の奥が痛い、肩が凝る、吐き気がする、などなど。
原因がはっきりしないので、眼精疲労(眼性疲労ではありません)という病名をつける習慣になっていましたが、最近「ドライアイ」が眼精疲労の原因となっている場合が多いことがわかってきました。そのような方にはドライアイ用の点眼液がよく効きます。
ただ、遠視、老眼など他の原因で生じる場合もありますので、お悩みの方は眼科の診察を是非受けて下さい。
原因がわかるだけでも安心できますよ。

涙目について

涙が出る、という症状でいらっしゃる方もかなり多いですが、涙目の原因はいくつかあります。
A:涙液は、上まぶたの外側の奥にある涙腺や結膜から分泌され、目の表面を潤した後、上まぶたと下まぶたの鼻側に1つずつ開いている涙点という穴から涙小管という細い管を通って鼻の外側の奥にある涙嚢という袋に流れ込み、そこから鼻の奥に排出されています。
涙目の原因の1つは、この「涙の下水管」のどこかがつまってしまうことです。
お年を召された方に多い鼻涙管閉塞はこれにあたります。
この場合の根本的な治療はつまった下水管を再開通させることですから、何らかの手術的処置が必要になります。最近は内視鏡を用いた手術治療を行う施設が増えています。
手術を行わない場合は症状を緩和する点眼を処方します。
【ドライアイ】
涙目のもう1つの原因は、意外にも「ドライアイ」です。
ドライアイの場合は、冬など寒い日に外出して「風に当たると涙が出てくる」というのが特徴です。
軽いドライアイの人は、何でもないときにも少しずつ分泌されている涙が少なかったり、成分が乾きやすくなったりしているだけで、たとえばタマネギを刻んだ時、悲しい時などに出る刺激性の分泌は正常な場合が多いのです。
したがって、目が乾きやすくて刺激を受けやすい状態にある人が寒風に当たると、その刺激で涙があふれてきてしまうというわけです。
一見矛盾するようですが、流涙の原因としてこのドライアイの方が意外に多い印象を持っています。
この場合は、ドライアイ用の人工涙液点眼を続けることによってかなり症状が改善します。
最近は従来のヒアルロン酸点眼に加えて涙の中でも粘液成分を改善させる新しいタイプのドライアイ用点眼薬が開発され、広まりつつあります。
A:加齢とともに白目の表面の薄い膜(結膜)もたるみが生じて皺ができやすくなりますが、このたるみがひどくなると、結膜の皺が下まぶたの縁を部分的に覆ってしまうことがあります。
これを「結膜弛緩症」と呼びます。

涙液は上まぶたの外側にある涙腺や結膜から分泌され目頭側の涙点へと向かって流れますが、下まぶたの縁と眼球表面の接するところはこの涙の通り道として重要です。
結膜弛緩症ではこの通り道が塞がれてしまうために涙が塞き止められて目頭側に流れにくくなります。
すると、目尻側からは涙があふれ、目頭側は乾燥するという状態になります。
ご高齢の方の涙目では結構この病気のことが多いことがわかっています。

治療として、軽度の場合はドライアイの場合と同様に人工涙液点眼を用いますが、弛緩の程度が強い場合には結膜の皺を取り除く手術を行います。

緑内障について

A:外来でよく質問されますが、大概は緑内障による痛みではありません。
緑内障には慢性と急性のタイプがあり、痛みを伴うのは急性発作といわれる状態のみです。
この発作の痛みはとても強く、頭痛や視力低下も伴う激しいものですので、とても平気でいられる状態ではありません。
一度診察すれば発作を起こす目かどうかすぐにわかりますので、ご安心下さい。 
ただし、全く別の症状でいらした方の目を診てみると、この発作を起こしやすそうだった、ということが時々あります。
緑内障発作はごく短時間のうちに失明する場合もありますので、このような場合以前は予防のレーザー治療を強くお勧めしていましたが、このレーザー治療には副作用もあり得るため、白内障がある場合には白内障手術をお勧めすることが増えています。
A:胃カメラなどの検査を行う場合には、内蔵の筋肉の収縮を抑える薬を前もって服用する場合が多いのですが、このような薬は目の中の筋肉にもある程度作用するため、緑内障の発作を誘発する危険があります。
しかし、もともと発作を起こしやすい目の人以外は全く心配ありません。
発作を起こしやすい目かどうかは、眼科医が診ればすぐにわかります。前の項目でも述べたように、実際には、緑内障の方の中でも発作を起こしやすいのはごく一部なので、緑内障の目薬を使っていても、このような検査用の薬の服用は全く問題ないという方がほとんどです。気になる方はかかりつけの眼科医に確認してみて下さい。 
A:緑内障のために障害された目の神経の線維は再生しませんので、欠けた視野は元に戻りません。
そういう意味では緑内障は治りません。
これは慢性・急性を問わず緑内障全般について言えることです。唯一、治ると言って良いのは、緑内障発作を起こす前の段階で予防的な治療を受けた場合です。
この段階では視野の障害は生じていませんので、その後緑内障の心配をしなくても済むという意味で「治る」という言葉を使っても良いのではないかと思います。
A:あります。
100%確実というわけではありませんが、次の方法により、ある程度進行している緑内障の方は自分の目の異常に気づくことができるといわれています。
ご心配の方は、一度試してみることをおすすめします。 
まず、テレビのチャンネルをどこの局も映らない状態(いわゆる砂嵐の画面)にして、画面中央に小さいシールなどの目印を貼ります。
30cm位離れた位置で片目を手で覆って隠しながら、もう一方の目でその目印に視点を合わせます。
すると、緑内障の視野異常がある方は、中心から外れたところに砂嵐が見えない部分があることを自覚できます。
正常な方は何も異常を感じません。 
ただし、この方法で異常がなくても、眼圧検査や眼底検査、視野検査などによってごく早期の緑内障が見つかることはよくありますので、詳しい検査を受けた方がご安心なのは言うまでもありません。 
A:眼圧の正常値は10~21mmHgと言われています。
典型的な緑内障では眼圧が高くなりますので、眼圧が高いよりは正常の方が安心です。
しかし、測ったときに眼圧が正常でも、眼圧は1日の中でもある程度変動しますし、季節変動もありますので、たとえば他の時間帯や他の日には高くなっていることがあり得ます。
さらに、緑内障の視野障害には眼圧のみならず視神経の血のめぐりが悪いことも関わっていると考えられていますし、実は緑内障の中で最も多いのは、眼圧が正常範囲にとどまっているにもかかわらず、視野障害が進行する正常眼圧緑内障というタイプなのです。
したがって眼圧が正常なだけでは緑内障の心配はなくなりません。
むしろ眼底検査の視神経の所見の方が臨床的には重要です。
眼圧が高いだけで、視神経所見が正常という方(高眼圧症)は、もちろん視野異常もなく、緑内障ではありませんので、治療も必要ありません。
ただし、高眼圧症の方はそうでない方と比べると将来本物の緑内障に移行する確率がやや高いので、定期的な検査は受けておいたほうが安心でしょう。
何しろ自覚症状がありませんので。

飛蚊症について

A:出血であればいずれ吸収されますので飛蚊症はだんだん消えますが、後部硝子体剥離は1回生じると治ることはありません。
ほとんどの方は、しばらくすると飛蚊症の存在に気がつかなくなるため、治ったと錯覚するのですが、たとえば青空や白い壁、本のページなど均一な背景をバックにすると飛蚊症は自覚されやすいために、また出た、という気がするだけなのです。
飛蚊症は初めて出現した後1カ月位は進行しやすいので注意が必要ですが、それ以降は変化がないことが多いようです。
よく、数が少し増えた気がするとおっしゃって受診される方もいらっしゃいますが、大部分は問題なく、単に目の奥の濁り方が若干変わったために悪くなった気がするようです。
ただ、目の奥の状態によっては、定期的な検査を必要とする場合もありますし、何かいつもと違う気がした時は、眼科医の診察を受けて下さい。

眼底出血について

A:眼底出血に対するレーザーの効果は眼底の状態によって異なります。

網膜中心静脈閉塞症という高度の眼底出血を来す病気の場合は、視力の回復というよりも続発しやすい血管新生緑内障に対して行われることも多く、この場合視力回復の可能性は低いと言わざるを得ませんが、緑内障による失明を防ぐためにはどうしても必要な治療です。

これよりもやや軽症の網膜静脈分枝閉塞症の場合は、出血に伴う網膜の浮腫(むくみ)が眼底の中心部(黄斑部)にかかって視力障害をきたす際に行われていましたが、最近は血管内皮増殖因子に対する抗体を眼球内に注射する方法の有効性が確認されるようになったため、レーザー手術は眼底出血の中でもごく一部のタイプにしか行われなくなりました。

視力が回復するかどうかは出血の範囲やむくみの状態により個人差があり、視力が回復する場合にも1カ月以上かかることが多く、治療を行ってすぐに見えるようになるわけではありません。
残念ながら視力回復に至らないケースも少なくありません。
特に出血してからかなり時間がたつ(気がついたときにはかなり時間がたっていた、ということも多いのです)と、効果はあまり期待できません。

眼底出血の代表的存在である糖尿病網膜症の場合は、血管からの漏れによる限局的なむくみの場合はレーザーによりかなりの確率でむくみを減らすことができるのですが、全体的なむくみの場合はレーザーが効かないことも多く、最近はむくみを取るために薬物の眼内注射や手術を行う例が増えているようです。
A:糖尿病網膜症が増殖型といわれる進行期に入った場合、その進行をくい止めるために行われる汎網膜光凝固の場合は、レーザーによってかえってむくみを生じて視力低下を引き起こすことが時にあります。
視力低下の危険はあるが最終的な視力予後はレーザーを行ったほうが良いと言われており、そのためにやむを得ず行うのです。
この視力低下は改善する場合も多いのですが、中にはむくみが長期間続いた結果、視力が回復しないこともあります。
汎網膜光凝固は3~4回に分けて行いますので、毎回視力や眼底の状態に十分留意してレーザーを行うようにしています。
糖尿病の場合は、どんなにコントロールが良くてもいずれは出血が生じますので、ひどい状態にならないように日頃から自己管理に努め、レーザーを受けないでも済むようにするということが重要なのです。

斜視・内斜視について

A:小児眼科では経験に頼る部分が多いので、治療に対する考え方もさまざまです。
また、子供はあきやすいために検査が難しく、検査結果が安定しないことも多いので、その時の結果によって、検査を受けた医療機関ごとに、違うことを言われる可能性もあります。そのようなことも含めてきちんと納得できる説明をしてくれる施設を選ぶのが望ましいと思います。
治療方針について疑問がある場合には他の施設でsecond opinionを得るという考え方も重要です。
ただし、あまり多数の施設を渡り歩くと過去の検査結果が活きませんし、治療が遅れてしまいますので、まわりの方の評判や医師の意見も聞いた上で施設を選びましょう。 

目薬のつけ方について

A:そうじゃないんです。
まず下まぶたを指で下に引いてあかんべえをして顔を上に向け、白目とまぶたの裏側との間にできたくぼみに1滴を落とします。
指をはなして目を軽く閉じ、あふれてきた液は清浄綿などで拭き取ります。
慣れれば結構簡単ですよ。
点眼びんの先を目に近づけすぎると睫毛に触れてバイ菌がびんについたり、場合によっては目を突いてしまってきずつけたりすることもありますので、少し離れたところからポトリと落とす感じでやってみて下さい。
また、1回に何滴もつけたところで効果に差はありません。一般に点眼液が目にとどまるスペースは20マイクロリットルといわれています、点眼液の1滴はおよそ50マイクロリットルありますので、1滴でも必要量の2倍以上の量があります。
何滴もつけるとかえって副作用が出やすくなるばかりか、すぐに薬がなくなり医療費の無駄遣いにつながりますので、1滴だけ落とす習慣をつけて下さい。
A:続けざまに点眼すると、後からつけた点眼によって前の点眼が洗い流されてしまうので、できれば5分間位の間隔をあけて下さい。
最低でも2~3分はあけて下さい。
通常点眼の順番はどうでもよいのですが、ドロッとした点眼があるときにはこれを最後にして下さい。
眼軟膏の点入も点眼より後にしましょう。 

【眼軟膏の点入の仕方】 
点眼の時と同様にまず下まぶたを指で下に引いてあかんべえをします。
まぶたの裏側の赤い部分に軟膏の先を近づけ、ゆっくりと少量を押し出します。
容器の先がまぶたに触れないように注意しながら容器を遠ざけ、先に残った軟膏を清浄綿で拭き取り、その後目を閉じてあふれ出てきた軟膏を拭き取ります。
軟膏も少し点入すれば十分です。 
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