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ものもらい・霰粒腫

ものもらいとは

ものもらいとは、俗称であり、正式には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と呼びます。

ものもらいの症状

麦粒腫は、まぶたの中に細菌が入って炎症を起こす疾患で、当初はまばたきの時に痛みや違和感を覚える程度ですが、1~2日たつとまぶたが腫れてきます。ものもらいという名前から、伝染性のように感じられますが、通常伝染する病気ではありません。

ものもらいの治療

治療としては抗生剤の点眼と、必要に応じて内服を処方します。膿が出かかっているときには、切開して排膿することにより、痛みを緩和して治りを早くすることができます。 

霰粒腫とは

霰粒腫とは、まぶたにある分泌腺に炎症性のしこりを生じる疾患で、麦粒腫とは病態が異なりますが、麦粒腫と混在して生じることも多いので、一般の方には区別が難しいかもしれません。

霰粒腫の治療

治療は抗生剤点眼を基本に行いますが、しこりがなかなかなくならないときや、しこりによって皮膚がうすくなって破れそうになっている場合には、しこりを摘出する手術を行います。

霰粒腫の治療

手術の操作自体は、5~10分位で済むので外来で行うことが可能ですが、術前の準備や術後の処置(圧迫止血等)のため、30~40分位は時間が必要です。
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