最近の白内障手術においては、使用する眼内レンズの質が重視されるようになっています。
当院では、より良い術後の視機能を目指して、従来から非球面眼内レンズを選択肢に加えておりますが、眼内レンズの選択に当たり、術前の検査をより精密に行い、患者さまお一人お一人に合ったレンズを選択するような体制を整備し、実行しています。
従来は検査と院長の説明を同時に行っていましたが、外来中に検査の内容を十分に吟味する時間的余裕がなく、院長外来の混雑の要因ともなっていました。
そこで、検査システムを一新し、院長の診察とは別に、視能訓練士によるコンサルティングを行い、患者さまの日常生活様式や眼の状態、お使いの眼鏡度数や術後の見え方へのご希望を総合的に検討する機会を設けました。
これによって院長の手術説明の前に、十分に患者様の状態を確認する余裕が生まれたため、より的確な選択ができるとともに、院長外来の混雑緩和にも役立っています。
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